廃人、遂ニ皇居ニ入ル

正殿長和殿と松の塔之圖

本日も終日雨天に見舞われる生憎の天候で御座いましたが、現在の我が労働には影響は無いので大丈夫だ、問題ない(笑)。
問題なのは週末の埼玉・栃木強行軍の天候で御座いますが、今の所は先ず先ずの天氣になりそうなので安堵しておるのですがまだまだ予断は許さない状況。この辺は今後も注視して行かないといけませんな〜。まあ、注視した所で如何する事も出来ないのですが。(*゚皿゚)
ともあれ、その前に「廃人生誕記念帝都絨毯爆撃作戰」報告を完結させておかなければ為らないので今宵も書きますかね〜。その為に酒も飲んでおりませんので(笑)。という事で本日は報告玖。
原宿にて十分過ぎるゲリラ活動を終え、愈々今行軍最後の作戰行動に移るべく東京メトロ千代田線に乗り込み二重橋前駅へ向かう。勿論目的地は皇居、先ずは二重橋に足を運ぶ。
正門鉄橋(通称二重橋、寫眞奥の橋)之圖 因みに手前のアーチ橋は「正門石橋」であって二重橋ではない
正門鉄橋(通称二重橋、寫眞奥の橋)之圖 因みに手前のアーチ橋は「正門石橋」であって二重橋ではない
皇居外苑で道草を食っていたら時刻は一三時二〇分、これは拙いと駆け足で桔梗門へ向かう。今行軍最後のゲリラ活動とは帝都襲撃時の恒例行事「皇居に向かって敬礼」ではなく「皇居の中で敬礼」、即ち皇居参観である。
実は宮内庁では平日限定で皇居参観を実施していて、以前から興味のあった私は今回こそ好機と事前に一三時半からの参観を申し込んでいたのである。桔梗門前にて係員に宮内庁家頁から印刷していた参観許可通知を提示し、他の参観者等と共に愈々皇居敷地に足を踏み入れる。因みに今回の参観者は私を含め弐拾名足らずだったが外國人も数名見受けられた。
桔梗門之圖
桔梗門之圖
先ず通されたのは窓明館なる休所、其処で皇宮警察の係員から参観に関しての簡単な説明を受けた後売店で土産を購入したり拾分程度の皇居の案内ビデオを観賞したのだが、その中に内閣総理大臣時代の小泉純一郎氏が出ていたのには思わず笑ってしまった。そして土産としてサブレや饅頭を購入、土産の中にはカステラもあったのだが午前中の参観時に完売したらしく購入出来なかった。無念…
宮内庁売店で販売されている菊花の御紋章を模ったサブレ之圖 東京凮月堂謹製
宮内庁売店で販売されている菊花の御紋章を模ったサブレ之圖 東京凮月堂謹製
ビデオ鑑賞と買い物時間が終わり、先頭の解説役と殿役の二人の皇宮警察官に挟まれる形で愈々参観開始。先ずは窓明館直ぐ傍にある元枢密院庁舎を見学、この建物は現在の国会議事堂のモデルとなったとされる。
元枢密院庁舎之圖 尚、この建物を含め参観する全ての建物の中には入れない
元枢密院庁舎之圖 尚、この建物を含め参観する全ての建物の中には入れない
順路の道路脇には江戸城時代の石垣も見受けられる。因みに石垣毎に建造した藩の家紋が刻まれているそうで、この石垣には島津藩の丸十の紋が刻まれていた。
江戸城時代の石垣之圖 左端に丸十の紋が刻まれている
江戸城時代の石垣之圖 左端に丸十の紋が刻まれている
私は此処でも廃人イズムを発揮、持参していたMAPLUSポータブルナビ3を起動させたのである。皇居の中で「とある科学の超電磁砲」ナビを起動させた奴等私が初めてではなかろうか?(爆)
白井黒子嬢@千代田区千代田之圖
白井黒子嬢@千代田区千代田之圖
次に案内されたのは富士見櫓、現存する江戸城本丸の遺構の壱つで石垣は関東大震災に於いても崩壊しなかったという。 何処から見ても同じ形に見える事から別名八方正面の櫓とも呼ばれているらしい。成る程、実に美しい櫓ではないか。
富士見櫓之圖 手前の石は修復工事で解体された石垣で全ての石に復元用の番号が記されている
富士見櫓之圖 手前の石は修復工事で解体された石垣で全ての石に復元用の番号が記されている
富士見櫓之圖
富士見櫓之圖
そして富士見櫓の向かい側には宮内庁自動車班があるが、此方に付いては特に説明は無かった(笑)。
宮内庁自動車班之圖
宮内庁自動車班之圖
此処から超電磁砲ナビは白井黒子嬢から御坂美琴嬢に交代(笑)。
御坂美琴嬢@千代田区千代田、宮内庁自動車班前之圖
御坂美琴嬢@千代田区千代田、宮内庁自動車班前之圖
次に辿り着いたのは宮内庁庁舎、皇紀二五九五年落成で、庁舎参階は皇紀二六一二年から皇紀二六二九年の宮殿落成までの間、仮宮殿として使用されていた。
宮内庁庁舎之圖
宮内庁庁舎之圖
そして坂下門を紹介されたがまさかこの門を裏側から見られる機會に恵まれるとはな。
坂下門之圖
坂下門之圖
宮内庁庁舎を過ぎ坂を上ると見えて来たのは宮殿、幾つかの建物で構成されその建材は殆ど國産との事。國賓等の接伴や國の公の儀式及び行事等に使用される。
宮殿長和殿之圖
宮殿長和殿之圖
長和殿の前に広がるのが宮殿東庭。新年や天皇誕生日一般参賀で國民が集い天皇、皇后両陛下を始め皇族方が祝賀をお受けになる場所である。因みに一般参賀では壱度に弐萬人入る事が出来るが、後ろの方からは殆ど見えないらしい(笑)。
宮殿東庭之圖
宮殿東庭之圖
それにしてもこの長和殿、実に広大な建物である。
長和殿北側之圖 右端の塔は「松の塔」、松の葉を模した物で夜間は内部が点灯するらしい
長和殿北側之圖 右端の塔は「松の塔」、松の葉を模した物で夜間は内部が点灯するらしい
長和殿南側之圖 軒下に並ぶ灯篭は有田焼で造られているそうだ
長和殿南側之圖 軒下に並ぶ灯篭は有田焼で造られているそうだ
長和殿中央にはバルコニーに出られる扉があり、一般参賀時にはバルコニー部分が硝子で覆われ此処から皇族方が御出座しになられ、天皇陛下の御言葉があるとの事。
長和殿中央部の扉之圖
長和殿中央部の扉之圖
良く見ると清掃員が清掃中である。これだけ広大だと清掃作業も大変だろう。
長和殿を清掃する清掃員之圖
長和殿を清掃する清掃員之圖
長和殿南端に位置するのが南車寄、主に国賓を迎える為の玄関である。
南車寄之圖
南車寄之圖
長和殿の奥にある鳳凰を模した飾りがある建物が正殿、勲章親授式歌会始の儀等の主要な儀式が執り行われる正殿松の間はこの中央にある。
宮殿東庭より正殿を望む之圖
宮殿東庭より正殿を望む之圖
宮殿の南側に位置するのが南庭、弐つの山は寄せ植えの木で造られたもので手作業で手入れされているとの事。これは素晴らしい。
宮殿南庭之圖
宮殿南庭之圖
尚、東庭の地下は大型乗用車約壱佰弐拾台を収容する駐車場となっている。
東庭地下駐車場入口之圖
東庭地下駐車場入口之圖
この実に見事な宮殿を目の当たりにし、御坂美琴嬢も御満悦の様子である(笑)。
御坂美琴嬢@千代田区千代田、宮殿東庭之圖
御坂美琴嬢@千代田区千代田、宮殿東庭之圖
そして皇居参観はまだまだ続く…


 続く


本日の脳内BGM:相対性理論「地獄先生」(謎)


扨、本日は正殿長和殿と松の塔の寫眞を。