「ジジイが最高!!」が最高!!

龍三(ryパンフ之圖

本日は予てより当駄日記に於いても御案内しておる通り、北野武監督の最新作「龍三と七人の子分たち」の封切日で御座います。
参照:公式家頁
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箸にも棒にも掛からない唾棄すべき糞映画が蔓延る昨今に於いて、唯一観る価値のあるキタノ映画が凡そ弐年半振りに公開されるとあっては北野作品は欠かさず公開初日に観賞する事を信条としておる私にとって氣分が高揚しない筈が御座いません。という事で弐台目(弐代目ではない)愛輪「初音號」を駆って我が地元唯一の上映館、「true tears」の聖地でも御馴染みのファボーレにあるTOHOシネマズに足を運んだので御座います。
初回上映は昼前だったのですが予想以上に早着し過ぎた為併設する温泉施設で時間潰しを兼ねて汗を流し、早朝に發賣しておったらしい「ラブライブ!」の特典付前売券を購入したラブライバー共を散見する中映画館入り。弐日前に押さえておいた指定席に腰を下ろし上映時間を待ちます。會場は満席と迄は行かないものの中々の客の入り、然も今回はジジイ推しの映画だからか御老人の姿も結構見掛けました。まあ、老若男女に注目されるのは良い事で御座います。( ̄∀ ̄)
映画の詳細はネタバレもあるので割愛致しますが、今作はコメディ映画とあって随所に笑いがあってその度に會場からも笑いが上がっておりました。これは正しく「みんな〜やってるか!」「監督・ばんざい!」の流れを汲んでおりますな。前作が「アウトレイジ ビヨンド」というバイオレンスを全面に押し出した映画でしたが、この或る意味正反対ともいえるギャップがキタノイズムとも言えます。北野監督がかねがね言っておる振り子理論にも通ずるものがありますが、そのどちらでも傑作を生み出せる北野監督は流石という他御座いませんな〜。(〃ω〃)
そして最後のスタッフロールで流れる鈴木慶一氏の音楽が何と無く「ジジイの悲哀」を感じさせる所があり、其処がこの映画をまた引き締めてくれるのですよね〜。御見事!素晴らしい!
かくして久々に満足の行く映画を心から堪能し防空壕に帰ったので御座います。早くブルーレイで發賣されないかしらん?否、その前に先ずはサウンドトラックを購入しないとな。(*゚皿゚)

そんな訳で、当駄日記を御覧の皆様も「龍三と七人の子分たち」を鑑賞に行くべし。間違い無く皇紀弐仟六佰七拾伍年最高の映画で御座います!


本日の脳内BGM:鈴木慶一「The Big Wayward Bus」(謎ではなく龍三(ryの劇中音楽が壱つ)


扨、本日は龍三と七人の子分たちの映画パンフレットの寫眞を。