旅人と廃人の珍道中(千秋楽)

本日は石川県金沢市で開催される同人誌即売会「北陸本専」にサークル参加されるJimmyさんの助手を務める日で御座います。今回、Jimmyさんが北陸に遣って来た最大の目的がこれで御座いまして、私にとっても帝都襲撃時には何かと御世話になっておるJimmyさんの恩義に応える絶好の機会なので御座います。それに北陸の同人誌即売会にも興味が御座いますしね〜。(〃ω〃)
朝8時、昨日同様Jimmyさんの宿泊するホテルにて邂逅を果たし、荷物を積んで國道8号線にて金沢へ向かいました。この時、富山駅及び金沢駅での新聞蒐集も確りと遂行したのであります。Jimmyさんの話では、主要駅のキヨスクは新聞蒐集に絶好の場所との事。流石は「自称・新聞流通研究家」、抜かりは御座いませんな〜。( ̄ー ̄)
10時過ぎに会場のある「めいてつエムザ」傍の駐車場に愛車「櫻花」を停め、施設内のITビジネスプラザ武蔵に荷物を搬入。会場となる六階に到着すると丁度サークル開場の時間となったので、Jimmyさんの後に付いて早速会場入り。両隣のサークルに挨拶を交わした後、Jimmyさんの指示に従いブースを設営致しました。昨日の日記でも少し触れましたが、Jimmyさんは全國の新聞流通について独自に調べ上げた論文を同人誌として出版しており、地域毎に既に九刊を敢行しております。*1その為、今回は地元の「北陸編」を前面に押し出しての販売と相成ります。更に今回は、Jimmyさんの知人で私も交流のある赤木保さんの「マリア様がみてる」の二次創作小説「三奈子の手帳」も委託販売致します。かくしてこの弐種類の同人誌を中心に設営は終了、Jimmyさんのサークル『横浜新聞研究所』は万全の体制を整えて入場者を待つ…沢山売れる事を心より祈念致します。( ̄人 ̄)
11時、拍手と共に開場で御座います。然しコミケの様に我先にと人が押し寄せて来る事も無く、のんびりムードで一般参加者が入って来る。それにしても思ったより人が少ない気が致します。Jimmyさん曰く「地方の即売会は大体こんな感じですよ」との事。ブースの前で立ち止まる客に二人で声を掛けるも反応は薄かったものの、開場から48分後に最初の壱冊が売れました。Jimmyさんは「これで坊主にならずに済んだ」と一安心の様子で、私もほっと胸を撫で下ろしました。
その後は予想通り「北陸編」を中心にボチボチと売れ続けましたが、13時半を過ぎた辺りから一気に客が少なくなり、14時を過ぎると会場に居るのは殆どサークル参加者とスタッフのみという状況で御座いました。あまりにも人が居ないので、私は居眠りをしてしまう有様で御座いました(爆)。おいおい、幾ら地方の即売会とはいえ、あまりにも閑散とし過ぎではないのか?同じ北陸に住居を構える者として少々情けないですな〜。( ̄‐ ̄;
そして15時、拍手と共に閉会となりました。拍手で始まり拍手で終わるというのは、規模の大小に関わらず同じなのですな〜。私達も撤収作業に入り会場を後にする。結果としてJimmyさんの本が12冊、赤木さんの本が3冊売れました。*2お買い上げ頂いた皆様には、私からもこの場を借りて厚く御礼申し上げます。m(_ _)m
車に荷物を載せて、軽い打ち上げを遣ろうという事になり、路線バスで金沢の繁華街、香林坊に向かいました。其処から徒歩で「北陸の小渋谷」とも言うべき若者の街、片町に足を運び、とあるビルに入りました。其処に入居しておるアニメイトの奥にある北陸初のメイド喫茶「ピーチメルバ」が打ち上げ会場で御座います(笑)。それにしてもアニメイトの奥にメイド喫茶を作るとは…便利と言うか何と言うか…( ̄▽ ̄;
ドアを開けると御馴染みの「お帰りなさいませ、御主人様♪」の声が。席に座るがこの店舗は全体的に薄暗く窓も無い。以前は何のテナントが入っておったかは知りませんが、喫茶店というよりは場末のキャバレーといった感じで御座いました。如何もこういう店舗は落ち着きませんね〜…( ̄‐ ̄;
Jimmyさんはオムライス(勿論メイドさんのデコレーション付き)、私はネーミングに惹かれて「秋葉原ドッグ」なる物を注文致しました。どんな物が出て来るのかと思いましたが、運ばれて来たのはアイスクリームと生クリームが添えられた原宿ドッグで御座いました。仕上げにメイドさんが生クリームやチョコレートをデコレーションして完成で御座いましたが、流石に甘かったので御座います。この甘さが「秋葉原」なのかしらん?(笑)小一時間程Jimmyさんと語り合った後店を後に致しましたが、個人的には総合的に評価して地元の「MAYFAIR」に軍配を上げたいですな〜。
その後は郵便局でJimmyさんの荷物を発送し、金沢駅前のホテルでJimmyさんとまたの再会を約束し別れたので御座います。


Jimmyさん、昨日、本日と本当にお疲れ様で御座いました。今回、微力でもお役に立てたのであれば幸いで御座います。m(_ _)m
次に邂逅を果たすのは帝都か、越中か、はたまたとんでもない地域か…(笑)


こうして弐日間に渡る北陸珍道中を終え、夜の帳が下りる中地元に帰ったので御座います。めでたしめでたし。


…以上が北陸珍道中の全貌で御座います。御精読、有り難う御座いました。m(_ _)m

*1:これでも未だ全國をカバーし切れておりません。現在も原稿の執筆をされておられます。詳細についてはJimmyさんのサヰトを御覧あれ。

*2:Jimmyさん曰く、地方の即売会としては先ず先ずの売り上げだったとの事。それにしても、帝都の即売会では百冊以上捌けたという赤木さんの「マリみて」二次小説が3冊しか出なかったというのは意外でしたね〜。( ̄‐ ̄;