地元故に分からない事もある

黒部ダム観光放水之圖

本日はJimmyさんと共に我が地元最大の観光地「立山黒部アルペンルート」に行って参りました。私は実に伍年振り、Jimmyさんはこれが初観光であります。
今週は「市町村デー」なるものが開催されておって、富山県在住者はアルペンルートの運賃が参割引になるのであります。アルペンルートは運賃が結構高いので、こういう機会を逃す手は御座いませんからな〜。そんな訳でJimmyさんもお誘いした所、是非にという事で越中の「山」に出向いた次第であります。( ̄▽ ̄)
早朝八時にJimmyさんと共にアルペンルートの玄関口、標高四百七拾伍米に位置する富山地方鉄道立山駅に到着、未だ朝方とは言えこの辺りはもう涼しいのであります。因みに本日は平野部は真夏日の予報が出ております。
富山地方鉄道立山駅之圖
富山地方鉄道立山駅之圖
先ずは立山ケーブルカーに乗って次の経由地、美女平を目指します。此奴で伍百米の標高差を七分で駆け上がります。
立山ケーブルカー之圖
立山ケーブルカー之圖
立山ケーブルカーの最大の特徴は貨車を連結しておる事。人貨両用という訳ですな。( ̄∀ ̄)
立山ケーブルカー擦れ違い之圖
立山ケーブルカー擦れ違い之圖
標高九百七拾七米の美女平からは立山高原バスに乗り、六拾分掛けてアルペンルートの最高地、室堂を目指します。途中で車窓から落差日本壱の称名滝を眺めたり、道路脇にニホンザルの群れを見たりと六拾分の所要時間が苦にならない眺望の連続であります。
立山高原バスより望む車窓之圖
立山高原バスより望む車窓之圖
こうして未だ残雪のある室堂に到着、因みに標高は弐仟四百伍拾米であります。
室堂ターミナル及びホテル立山之圖 建物の真後が標高参仟参米の雄山
室堂ターミナル及びホテル立山之圖 建物の真後が標高参仟参米の雄山
室堂からは雄山の真下を貫く立山トンネルを走るトロリーバスで標高弐仟参百壱拾六米の大観峰に向かいます。因みに現在の日本國でトロリーバスが走っておるのは此処と黒部ダム扇沢間を結ぶ関電トロリーバスの弐路線のみで御座います。
立山トンネルトロリーバス之圖
立山トンネルトロリーバス之圖
大観峰からはロープウェイに乗り、一気に標高壱仟八百弐拾八米の黒部平に向かいます。
立山ロープウェイ之圖
立山ロープウェイ之圖
この1.7粁に及ぶロープウェイ、景観保護の観点から支柱が壱本も御座いません。それ故景観は抜群なのであります。
立山ロープウェイからの眺望圖 背後に黒部湖を望む
立山ロープウェイからの眺望圖 背後に黒部湖を望む
黒部平駅及び対向のロープウェイ之圖
黒部平駅及び対向のロープウェイ之圖
黒部平からは再びケーブルカーに乗り、日本國で唯一の全線地下式の黒部ケーブルカーにて一気に標高壱仟四百伍拾伍米の黒部湖に向かいます。
黒部ケーブルカー之圖
黒部ケーブルカー之圖
黒部湖から歩く事数分で最大の景勝地黒部ダムが見えて参りました。因みに此処の気温は16℃…平地からは想像も付かない涼しい所であります。そしてこの時期は観光放水を実施中で、その様は正に豪放であります!
黒部ダムの観光放水之圖
黒部ダムの観光放水之圖
反対方向からも撮影、好天に恵まれた甲斐もあって虹まで見えます。
黒部ダム観光放水及びそれによって発生した虹之圖
黒部ダム観光放水及びそれによって発生した虹之圖
丁度此処で昼となったので、黒部ダム脇のレストランにて昼餉を取る。暫く黒部ダムを徘徊した後、今度は来たルートの逆で室堂に戻る。
大観峰駅に向かう立山ロープウェイ之圖
大観峰駅に向かう立山ロープウェイ之圖
室堂に戻って暫し周辺を散策。時間的に余裕があれば是非とも雄山に登ってみたい所ですが、今回は時間も無いので寫眞撮影のみに留める。
雄山山頂之圖
雄山山頂之圖
下りの道路を見遣れば、今尚「雪の大谷」の名残が見える。
今尚残る雪の壁之圖
今尚残る雪の壁之圖
室堂周辺の遊歩道にも残雪が…文月とは言え室堂界隈では珍しくない光景であります。
室堂周辺の遊歩道之圖
室堂周辺の遊歩道之圖
此方はミクリガ池、雪が無ければエメラルドグリーンの湖面が浮かぶのですが…否、「みくるがイケイケ」ぢゃねーよ(笑)。
ミクリガ池之圖
ミクリガ池之圖
此方はその名も地獄谷。年中温泉や火山瓦斯が吹き出ておる所ですが、下手に通路を外れると今流行の硫化水素により最惡死にます♪ヽ(゜▽、゜)ノ
地獄谷之圖
地獄谷之圖
そしてミクリガ池傍の「みくりが池温泉」に到着。此処は日本最高地の温泉でもあります。日帰り入浴は勿論宿泊も出来ますぞ。
みくりが池温泉之圖
みくりが池温泉之圖
折角なので入浴する事に。いや〜、兎に角熱い温泉でありました…否、だから「みくるがイケイケ温泉」ぢゃねーよ(笑)。というか涼宮ハルヒの憂鬱自重しろ(爆)。
みくりが池温泉看板之圖
みくりが池温泉看板之圖
温泉で一息付いて室堂ターミナルに戻ろうと歩いておると、何と立山を代表する生物にして我が地元の県鳥、雷鳥に出くわしました。然も雛を引き連れてた子連れであります。う〜ん、実は雷鳥には中々御目に掛かれないのだが、こうして子連れの雷鳥を目撃出来るとは…正に僥倖で御座いますな〜♪(〃ω〃)
雷鳥之圖
雷鳥之圖
こうして雷鳥を堪能した後、室堂からバスとケーブルカーで立山駅に戻ったのであります。なお、バスの中では二人仲良く寝ておりました(笑)。
何の彼のと九時間近くアルペンルートに居た訳ですが、自宅に戻ると部屋の温度が真夏日で御座いました(爆)。そんな高原の涼が再び恋しくなった壱日で御座いました。う〜ん、矢張り立山雄大さは実際に足を踏み入れてなくてはその素晴らしさが分かりませんぞ。機械あらば皆様も是非立山黒部アルペンルートへお出でませ〜♪m(_ _)m


本日の脳内BGM:友香「たったひとつの幸福」(謎)


扨、本日は黒部ダム観光放水の寫眞を。