加賀百万石の「要塞」は難攻不落であった…

「黒の要塞」攻略中之圖

本日は降り頻る雪の中、久々に石川県金沢市に行って参りました。
我が地元は未明より雪が降り積もり、出撃時には弐拾糎近い積雪が御座いましたがそんな中用心しながら愛車『櫻花』を運転。所が石川県に入った途端積雪は無くなり少々拍子抜け致しました。県境壱つ超えただけでこうも様相が変わってしまうのか…(￣‐￣；
ともあれ無事に金沢入り、先ずは石川県の誇る観光名所、特別名称「兼六園」に行って参りました。本来は兼六園に行った事が無いというJimmyさんをお誘いして行く予定だったのですが、折惡しくJimmyさんは風邪を引いてしまい急遽不参加となってしまいました。これは眞残念ですが体調を崩されたというのでは致し方御座いませんね〜…(ＴωＴ)
ともあれ兼六園に到着。青空が広がったり雪が降ったりと実に不安定な天候の中、私自身何時以来かも覚えていない兼六園散策と洒落込みました。

兼六園桂坂口之圖
桂坂口より入園、少し歩くと噴水が御座います。この噴水はポンプ等で噴き上げておるのではなく水源との高低差を利用しておるそうで、日本最古の物らしい。

兼六園噴水之圖
そして少し歩くと噴水の水源である兼六園最大の池「霞ヶ池」が見えて参りました。この時丁度青空が出ておりまして実に見応えが御座いましたな〜。とは言え冷たい風が吹いておりましてかなり寒かったのですが（笑）。

霞ヶ池之圖
冬の兼六園は雪吊りもまた綺麗で御座いますぞ。

雪吊り之圖
此方は霞ヶ池の中にある「蓬莱島」、蓬莱と言っても「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」とは関係御座いませんアッー！＞(゜∀゜(○＝(´ﾟдﾟ｀;)

蓬莱島之圖
此方は「雁行橋」、雁が列を成して飛んでおる様に似ておる事からその名が付いたそうな。然し良く映えておりますな〜。

雁行橋之圖
更に奥へ進むと小高い丘が、然し「山崎山」と言う立派な名前が付いております。それにしても日本庭園にはこの様な小山も良く似合いますな〜。(￣∀￣)

山崎山之圖
そしてこれが兼六園、そして金沢のシンボル的存在である「徽軫灯籠(ことじとうろう)」で御座います。此奴に灯が燈った時の光景もまた綺麗なのでせうな〜♪(〃ω〃)

徽軫灯籠之圖
途中、雪が降り出してとても寒くなったので雪宿りも兼ねて茶屋「内橋亭」に避難。其処で甘酒を嗜み体が温まった所で再び散策。僅かに積もった雪と日本庭園の画もまた良し。

僅かに積もった雪と日本庭園之圖
そして此方は「瓢池」。滝のある光景もまた良いですな〜。

瓢池と翠滝之圖
こうして壱時間半に及ぶ兼六園散策を終え、中心地の武蔵に向かい何をしようかと考えておった所で本日邂逅予定の地元在住のマイミクさん、三日月猫さんから連絡が。指定された場所に向かい久方振りの面会を果たし本日の金沢遠征に於けるもう壱つの目的地、金沢駅近くにある喫茶店「ティーランド此花店」に向かいました。聞けばこの喫茶店、今月参拾日を以って閉店するとの由、ならばその前に壱度行ってみようと思い三日月猫さんの案内で馳せ参じた次第で御座います。
この喫茶店は通常メニューも御座いますが有名なのは多くの大盛りメニューで御座いまして、中でも特筆すべきは「要塞」なるメニューだそうで、今回…というか恐らく最初で最後の注文としてその中の壱つ「黒の要塞」を注文致しました。
待つ事暫し、出て来た物体は我が目を疑うような代物で御座いました…な、何だこれは！？Σ(￣□￣；

「黒の要塞」之圖
特製の極厚リーフパイの上にアイスクリームと生クリーム、装飾としてバナナとコーンフレーク及び「オレオ」、その周りにはプリンと無糖珈琲ゼリー、上部にはソフトクリーム用コーンにポッキーが刺さり、全体にチョコレートソースが掛かっておるという、その様は正しく「要塞」の名に相応しいとんでもないデザートで御座いました。因みに価格は金弐阡六百円也。
ともあれ早速攻略開始、最初の方こそハイペースで食べられたものの半分を食べた辺りから旗色が惡くなる…何と言いますか何処を食べても「甘い」ので味覚が単調なのですよね〜。その内腹も膨れて来て段々この甘さが腹正しくなって参りました。この世に生を受けて初めてデザートを食べて憤りを覚えましたよ（笑）。差し向かいで三日月猫さんが食べていたドリアの何とも美味そうだった事…（爆）
流石に単独攻略は不可能と判断し三日月猫さんにも協力を要請、最後は死ぬ思いでプリンとコーンを平らげ辛うじて完食に成功致しました。難攻不落の要塞、遂に陥落で御座います！∠(￣‐￣)

「黒の要塞」陥落之圖
初めてデザートのみで満腹を通り越して氣分が惡くなるという体験をし店を後にしましたが、事前に三日月猫さんが仰っておられた通りトラウマになるデザートで御座いました（笑）。尚、私の他にも「要塞」に挑んでおった家族連れが居ましたが、子供達は最初こそはしゃぎながら食べていたものの早々に落ち着きが無くなって行く様が見て取れました。果たしてこの一家は陥落出来たのか？はたまた玉砕したか？（笑）
かくして要塞を無事攻略した後三日月猫さんと別れ、私は吐き気を堪えつつ防空壕に帰ったので御座います（笑）。