「地鉄の本氣」乗り倒しの旅(取り敢えず其之貮)

宇奈月温泉駅の温泉噴水之圖

本日は昨日の疲れもあり、ガソリン給油と食料調達に出向いた以外は自宅で昨日録画しておいた「日常」アイドルマスター」「松本人志のコントMHK」等を見ながらだららんと過ごしておりました。精力的に動き捲くった翌日はこんなもので御座います。(;´д`)
そんな訳で本日は特筆すべきネタも無いので、昨日の富山地方鉄道「アルプスエキスプレス」乗り倒し報告の続きを書きますかね〜。
雪深い立山から電鉄富山駅に戻ったアルプスエキスプレスは、折り返し不二越・上滝線を通り岩峅寺に向かう。停車時間は六分、乃絵さんと私も空かさず改札を往復して乗り込み九時四拾九分に発車で御座います。尚、今回は片道参拾分程の移動故中間車は利用せず普通の座席に陣取りました。
先程往復した立山線も岩峅寺を経由するが、立山線は観光路線の色が強い反面不二越・上滝線は生活路線の色合いが強く、それ故弐拾米級車体の16010形は路線規格の都合で入線出来なかったらしいのですが何故かアルプスエキスプレスは入線しております。摩訶不思議。
まあ、詳しい事はウィキペディアなり何なりで各自調べなさい。(*゚皿゚)
立山黒部アルペンルートがオフシーズンな事もあり先程の立山往復は乗客も疎らで御座いましたが、この岩峅寺行きも同じく乗客は疎ら。それでも生活路線らしく各駅乗降客が見受けられます。やがて市内電車と接続する南富山駅に到着致しました。
富山地方鉄道南富山駅之圖
富山地方鉄道南富山駅之圖
彼の駅の構内には市内電車の車庫も御座いまして、この時も古参のデ7000形やセントラムの愛称があるデ9000形が留置しておりました。
留置中のデ7019及びデ9002之圖
留置中のデ7019及びデ9002之圖
こうして定刻通り拾時弐拾分に岩峅寺駅へ到着で御座います。因みに殆どの列車がワンマン運行である現在の地鉄に於いて、アルプスエキスプレスは女性アテンダントが弐名も乗車しております。とはいえ、本格運行を開始したばかり故未だ不慣れな点が多い様で、先程の立山線でも同乗しておった社員から色々と指導を受けておりました。
行先表示変更中のアルプスエキスプレス及びアテンダント之圖
行先表示変更中のアルプスエキスプレス及びアテンダント之圖
折り返し電鉄富山に向かう迄の拾六分間、岩峅寺駅の散策で御座います。
上滝線ホームに停車中のアルプスエキスプレス之圖 雪に突っ込んでいる訳ではありません(笑)
上滝線ホームに停車中のアルプスエキスプレス之圖 雪に突っ込んでいる訳ではありません(笑)
立山線ホームに停車中の元京阪3000系の10030形之圖
立山線ホームに停車中の元京阪3000系の10030形之圖
そしてこれが岩峅寺駅の駅舎で御座います。この駅舎に限らず、地鉄の駅舎は昔乍らの古風な駅舎が多いのですが、決して建て替える費用が無かったとかそういう訳ではありません。多分(おい)。
岩峅寺駅駅舎之圖
岩峅寺駅駅舎之圖
因みにこの岩峅寺駅は「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」同様、富山が舞台の映画「剱岳 点の記」に於いて壱佰年前の富山駅として撮影に使われたそうな。因みに駅舎内にはその時の模様がパネル展示されております。
剱岳 点の記ロケ地だった事を紹介する看板之圖
剱岳 点の記ロケ地だった事を紹介する看板之圖
そうこうしておる内に発車時刻が迫ったので慌てて乗車。往路同様普通の座席に座り電鉄富山に戻ったのですが、今度は各駅で学生から年配者迄次々と乗客があり、最終的には座席が粗埋まる状態となりました(指定席はガラガラでしたが)。矢張り不二越。上滝線は生活路線だな〜と改めて痛感した次第で御座います。
拾壱時六分に再び電鉄富山駅に戻り、参回目の運行時刻迄の壱時間の間にJR富山駅近くの和食処で早目の昼餉を取りましたが、それでも時間を持て余したので乃絵さんと如何時間を潰そうかと話しながら電鉄富山に戻って驚愕、何と改札に次の宇奈月温泉行き列車目当ての乗客の行列が出来ておったのです。
考えれば今度の宇奈月温泉行き列車は最も距離の長い系統の上特急扱い、皆がこれを狙うのは理の当然で御座います。立山往復の時と岩峅寺往復の時はガラガラだったので完全に油断しておりました…ともあれこれは拙いと我々も慌ててその列に付き、本日参日目のアルプスエキスプレスに乗車致しました。今度は中間車を狙って乗車しようとすると、宇奈月温泉と書かれた法被を着た男性に地元産の麦茶を手渡されました。まあ呉れる物は貰っておきませう(笑)。
中間車の座席指定券は車内でアテンダントから直接購入するシステムなのですが、既にカウンターには長蛇の列が…完全に出遅れてしまいました。指定席完売の懸念もありましたが辛うじてコンパートメントシートを確保、無事指定席に陣取り愈々宇奈月温泉に出発で御座います。尚、今回は特急故別途特急券が必要なのですが、電鉄富山宇奈月温泉間のみ弐佰円、それ以外の区間は全て壱佰円というあからさま過ぎて思わず笑ってしまう料金設定で御座います。(;´д`)
満席のアルプスエキスプレス中間車之圖
満席のアルプスエキスプレス中間車之圖
頭端式の上市駅を過ぎた所、乗車時に麦茶を配布していた法被の男性達がやおら立ち上がり挨拶を始める。それによると彼等は宇奈月温泉を有する黒部市の職員でPRの為に乗車していたのである。その後何と市長の堀内康男氏自らが乗客全員に入浴剤等を進呈してくれました。
乗客にプレゼントを配布する堀内康男黒部市長之圖
乗客にプレゼントを配布する堀内康男黒部市長之圖
そんなサプライズの後列車は滑川市に入りJR北陸線との並走区間を走る。この辺りに来ると富山湾も見えるのだが、まさか数時間で雪深い立山山麓から日本海迄拝めるとはね〜(笑)。
滑川市と魚津市の境界を流れる早月川からJR北陸線の鉄橋越しに富山湾を望む之圖
滑川市魚津市の境界を流れる早月川からJR北陸線の鉄橋越しに富山湾を望む之圖
JRとの並走区間を過ぎ列車は黒部市に、海沿いから山へと列車は直走ります。
「名水の里黒部」看板之圖
「名水の里黒部」看板之圖
立山山麓程ではないが雪深い勾配を上り、拾参時拾九分に終点の宇奈月温泉に到着致しました。
宇奈月温泉駅に停車中のアルプスエキスプレス 特急うなづき号之圖
宇奈月温泉駅に停車中のアルプスエキスプレス 特急うなづき号之圖
宇奈月温泉駅黒部峡谷鉄道との乗換駅でもあるのだが、此方も立山黒部アルペンルート同様冬期休業中。宇奈月駅構内はすっぽりと深い雪に覆われておりました。
雪に覆われた黒部峡谷鉄道宇奈月駅構内之圖
雪に覆われた黒部峡谷鉄道宇奈月駅構内之圖
そんな訳で我々も暫しの小休止に入ったので御座います。
宇奈月温泉駅之圖
宇奈月温泉駅之圖
然し我々のアルプスエキスプレス乗り倒しツアーはまだまだ終わらないので御座います…


多分続く(爆)。


本日の脳内BGM:ヒャダインヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」(謎)


扨、本日は宇奈月温泉駅名物の温泉噴水の寫眞をば。