看板に違わぬ「全員悪人」振りであった
先日来、新天地での人間関係ですっかり氣が滅入っておる事をお伝えしておりますが、昨晩日記を認めた後氣分転換として強力なカンフル剤を投入しようと映画館に足を運びました。レイトショーで北野武監督作品「アウトレイジ ビヨンド」を鑑賞する為で御座います。*1
参照：公式頁
館内はレイトショーながら参連休の中日とあって粗満席、中々の盛況じゃなイカと我が事の様に喜びを感じつつ映画を鑑賞したので御座います。いや〜、予想以上に素晴らしい傑作で御座いました！(☆∀☆)
ストーリーに付いては書くのが面倒なので（笑）公式頁等で確認頂くとして、政界に迄手を伸ばし始めた関東最大のヤクザ、山王会と関西ヤクザの雄、花菱会、更に警察のマル暴との駆け引きや深謀遠慮は中々巧妙で手に汗握るものが御座いましたね〜。正に血で血を洗う騙し合いで御座います。
ネタバレになるので詳細は伏せますが、前作で死亡したと思われていたが実は生きていたビートたけし氏扮する元山王会傘下大友組組長の大友、そして前作で大友を刺した中野英雄氏扮する元村瀬組若頭の木村が和解して山王会へ復讐を開始。花菱会に協力を求めようとするのですがその場面での大友と西田敏行氏扮する花菱会若頭の西野、塩見三省氏扮する中田との恫喝合戰は中々見応えが御座いました。
それにしても中田役の塩見氏は本職顔負けの強面振りでしたが、以外にも惡役の経験は殆ど無いというのが驚きで御座いました。これはもう北野監督のキャスティングの勝利でせう。(￣∀￣)
そして謀略により弐代目山王会会長に伸し上がった三浦友和氏扮する加藤、大友を裏切って加藤に寝返り本家の若頭になった加瀬亮氏扮する石原も徐々に謀略劇に巻き込まれて行く訳ですが、石原は前作の石橋蓮司氏扮する村瀬組組長の村瀬に続く可哀想な役でしたな〜（謎）。
後、前作でもそうでしたが小日向文世氏扮するマル暴の片岡が何時も浮かべる薄笑いが実に惡人の雰囲気を醸し出しているのですよね〜。絶対腹に一物持っておるなという感じで。これも中々の名演と言えますな〜。
アウトレイジはこれで「完結」と銘打ってはおりますが、ラストシーンを見る限り参作目が出来ても可笑しくは無いなといった終わり方では御座いました。果たしてどうなりますか…( ･ิω･ิ)
そんな訳で氣分転換には十分過ぎる最高傑作を鑑賞して自宅で床に就いて本日に至った次第ですが、本日は午後はずっと寝ておる等外出もせず自宅に引き籠もっておりました。これで体力も氣力も充実して明日からの労働に備えられる…と言いたい所で御座いますが、労働の事を考えると矢張り憂鬱になります。
こればかりは慣れる迄耐え続けるか逃げ出すかしか無いのですかね〜。(´･ω･｀)
本日の脳内BGM：豊永利行「Beyond」（謎）
扨、本日は飛騨牛ラーメンの寫眞をば。
