南砺の痛バスで百萬石を目指す
終戦記念日の本日は先の大戰で御國の為に殉じた英霊達に哀悼の意を奉げつつ、早朝より路線バスに乗り富山駅に向かったのであります。
夏の富山駅之圖
富山からの乗車は初めてとなるあいの風とやま鉄道に乗り込み目的地へ移動開始で御座います。
あいの風とやま鉄道富山駅ホーム之圖
尤も、車両はIRいしかわ鉄道でしたが。まあ521系には変わりないのですがね。
IRいしかわ鉄道521系之圖
夏の空の下一路西へ。
神通川渡河中之圖
高岡駅にて下車しJR城端線に乗換で御座います。
JR城端線高岡駅駅名標之圖
實は城端線に乗るのはこれが人生初だったりする。
キハ47形気動車第壱圖
キハ47形気動車第弐圖 此方は城端・氷見線ラッピング仕様
如何にもローカル線といった趣が強い城端線で更に移動で御座います。
JR新高岡駅之圖
そして終点の城端駅に到着、實は前日も南砺市の温泉帰りに城端駅に着ておったので此処に来るのは弐日連続で御座います。然し此処は経由地に過ぎぬ、更に乗り換えるのですが此処で壱時間待ちというね…(;´Д｀)
JR城端駅之圖
駅舎の待合室で暇を潰しておると妙なカードゲームらしき物体が目に入る。此奴こそ富山のローカル線活性化を目的に制作されたカードゲーム「えだせんがぁるず」で御座います。何でも美少女擬人化しやがって…（褒め言葉）
えだせんがぁるず之圖
参照：公式頁
まあ、我が地元を元氣にする為に精々頑張って呉れ給え。(*ﾟ皿ﾟ)
えだせんがぁるずパンフレット之圖
外は夏の日差しだが日陰に居れば然程暑くは無い中待合室で呆けておりますと、随分とド派手なバスが遣って来たので思わず駅舎を飛び出してみるとそれは城端の御当地アニメ「true tears」、南砺市でしか見られないアニメ「恋旅〜True Tours Nanto〜」更に隣県石川の御当地アニメ「花咲くいろは」のキャラ達が描かれた痛バスではないか！
謎の痛バス登場之圖
…等と白々しい事をほざきましたが、このバスこそ南砺市が実験的に運行しておる南砺と金沢を結ぶ路線バスで御座いまして、今月よりその内の壱台を地元城端のアニメ制作会社P.A.WORKSが手掛けた地元のアニメキャラを描いたラッピングバスにした次第ですな。そして今回の小旅行の最大の目的は正しくこのバスに乗車する事だったので御座います。まあ、それを思い立ったのは前日城端に来た時だったので御座いますがね（笑）。
P.A.WORKSアニメキャララッピングバス之圖
然しこの時は未だ発車時刻には早く、其の儘回送として去って行きました。そして再び日陰で呆けておる内にバスの発車時刻が近付き再び我が眼前にその姿を現したので御座います。
夏の城端駅前之圖
P.A.WORKS痛バス再び之圖
P.A.WORKSの御当地アニメキャラが揃い踏み。然し全體的に繪が可愛いですな、だがそれがいい。それとアニメキャラばかりに目を取られがちですが、バスの至る所に描かれた南砺市の名所や祭りの存在も忘れてはならぬ。
「恋旅」ヒロイン参人衆（左から逢沢千晶、新藤葵、石倉夏子）之圖
「花咲くいろは」松前緒花嬢之圖
「true tears」石動乃絵嬢之圖
左側面にはデフォルメキャラが描かれておりますが、TTと花いろの弐人はドアにあしらわれておるので見えませんですた。(´・ω・`)
デフォルメ逢沢千晶嬢之圖
デフォルメ新藤葵嬢及び石倉夏子嬢之圖
外観の撮影を終えバスに乗り込むや否や、運転手から「マニアの方ですか？」と突っ込みを入れられる…何故ばれたし（笑）。少しの雑談の後車内も撮影。
車内ポスター第壱圖
車内ポスター第弐圖
車内ポスター第参圖
車内ポスター第肆圖
車内ポスター第伍圖
車内ポスター第陸圖
やがて出發時刻となりバスは城端駅を發ったが結局城端駅で乗ったのは私のみ、然し停留所毎に乗客があり福光駅前を發った時にはそこそこの人数が乗っておりました。
城端線と並走し福光へ向かう之圖
それにしてもこのバスの運転手はかなりの話好きなのか「このバスは利便性が良くて結構乗客が居る」とか「南砺市は貢献人口を如何に増やせるかが活性化の鍵となる」等矢鱈と話し掛けて参りまして、話も結構だが運転業務に支障が出ない様にと逆に心配する位で御座いました。(;´Д｀)
福光より医王山方面に向かう之圖
バスは国道304号線から県道金沢井波線に入る。「他の路線バスの様に森本を経由しないので金沢に早く着くんですよ」とは運転手の談。
医王トンネル之圖
そして県境を越えて石川県入り。高速バスを除く路線バスでの初の県境越え、中々洒落ておるのう。( ◉◞౪◟◉)
石川県境之圖
嘗て県道金沢井波線は「険道」という表記がぴったりな程石川県内は劣惡な道路だったのですが、現在は整備されて大変走り易くなっております。この御陰で南砺と金沢のアクセスが格段に向上したのは紛れも無い事実で御座いますな。
山間部に架設された橋梁を渡る之圖
山を幾つか超えると愈々金沢市街が見えて参りました。
遠方に金沢市街を望む之圖
金沢大学を抜け山側環状に入れば金沢駅はもう直ぐで御座います。
金沢大学中央交差点之圖
山側環状三叉路に差し掛かる之圖
所が、山側環状に入って暫くすると渋滞に嵌る、實はトンネルを抜けると車線が減少しており其処に御盆の交通量増加が引き起こした渋滞で御座いまして、運転手もこんな酷い渋滞は初めてだと言っておりました。仕方ないね。
山側環状卯辰トンネルの渋滞之圖
それでは此処でバス備え付けのパンフレットを見てみませう。因みに参つのアニメの解説も書いてあります。
バス備え付けのパンフ第壱圖
バス備え付けのパンフ第弐圖
トンネル内でバスを追い抜く車の乗員が挙ってバスを見ておるという光景を微笑ましく見つつ（笑）、バスは漸く山側環状の渋滞を抜けました。
山側環状東長江出口を降りる之圖
沿道にあった雀荘の怪しげな看板を脇目に見つつ、定刻より参拾分遅れで終点の金沢駅西口に到着で御座います。
雀荘の怪しげな看板之圖
金沢駅西口之圖
P.A.WORKSアニメキャララッピングバス左側面之圖
デフォルメ松前緒花嬢及び石動乃絵嬢之圖
壱箇月振りに訪れる金沢駅は御盆とあって實に人が多いぜい。
夏の金沢駅と鼓門之圖
今回の目的は達成したものの、折角金沢くんだり迄来たのだからとシェアリング形式のレンタサイクル「まちのり」で自転車を借り、金沢の観光名所が壱つひがし茶屋街に足を運んだのであります。
ひがし茶屋街之圖
その中の金沢金箔関連商品を取り扱っておる「箔一」なる店に入る。
箔一東山店之圖
御目当てはソフトクリームの上に金箔壱枚を其の儘乗せるという金箔ソフトクリームで、正に黄金色のソフトクリームで御座います！因みに価格は屋号に引っ掛けて八佰九拾壱円（実際は壱円サービスの八佰九拾円）、値段もリッチで御座いました。
金箔ソフトクリーム之圖
金箔ソフトの濃厚な味を堪能しておると、移動時に邂逅のオファーを出しておった金沢在住のマイミクさんである三日月猫さんから金沢駅に向かっておるとの連絡が。私も即座に金沢駅に戻り自転車を返却後無事に邂逅を果たす。此処最近三日月猫さんとは毎月逢っておる様な氣がするが何、氣にする事は無い（笑）。早速昼餉でも食べに行きませうという事になり、三日月猫さんに案内して頂いたのは「神やぐら」なる屋號のラーメン屋。此処はあのラーメン二郎系のラーメンが食べられるとの由。
神やぐら之圖
私は野菜と大蒜増しのラーメンを注文したのですが、出て来たのは正しく二郎系のラーメン。麺の太さといい脂の多さといい正しく二郎で御座いました。うひぃ。
神やぐらのラーメン之圖
「艦隊これくしょん」所謂艦これの夏催事談義に花を咲かせつつ濃厚な昼餉を食した後、私のリクエストで湯涌温泉に参りました。飯の後は風呂で御座います。(￣∀￣)
湯涌温泉之圖
白鷺の湯で久々に来たという三日月猫さん共々まったりと温泉に入り、土産に湯涌おんせんセットなる物を購入。相変わらず花いろで一儲け目論見おって…(ﾟ∀ﾟ)
湯涌おんせんセット之圖
中身は入浴剤、手拭い及び絵柄の消えない（らしい）石鹸で御座いました。
湯涌おんせんセット中身之圖
其の後金沢駅迄送って頂いた三日月猫さんと別れ、私は北陸新幹線で帰路に就いたので御座います。御盆の帰省ラッシュで自由席に座れるか懸念しておりましたが十分空席がある位余裕が御座いました。尤も、指定席は完賣だった様ですが。
北陸新幹線車窓から金沢市街を望む之圖
北陸新幹線車窓より能越自動車道を望む之圖
北陸新幹線車窓より新湊大橋を望む之圖
それにしても、金沢富山間の移動時間より駅から自宅最寄りのバス停迄の所要時間の方が長いとは…時代は変わったもので御座いますな〜。('A`)
富山駅で下車之圖
かくして盆休を利用した小旅行は幕を閉じたので御座いますが、こういう旅も偶には良いもので御座いますな〜。コミケでは決して味わえません（笑）。そして急なオファーにも拘らず御付き合い頂いた三日月猫さんにはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。m(_ _)m
尚、其の後酔いと疲労で其の儘朝迄爆睡したというね…廃人らしい締まらない落ちで御座いますな。ヽ(゜▽、゜)ノ
本日の脳内BGM：島みやえい子「夢の路線」（謎）
扨、本日はキハ47形扇風機の寫眞を。
